工具とは、工作に用いる道具の総称です。
機械加工に用いるもの、電気工事に用いるもの、大工仕事に用いるものなど様々な用途の工具があり、工作機械の刃も工具と呼ばれます。
工具には、
1.工作機械で用いる刃物・砥石(といし)などの切削工具・研削工具、
2.ものを加工するときに補助的に使用する取り付け具・ジグ・保持具、
3.組立てや手作業に使う作業用の器具、
4.ものの寸法・角度などを測定するための測定工具
などがあります。
旋盤、ボール盤、フライス盤、歯切(はきり)盤などの切削加工用工作機械に取り付けられる刃物です。
バイト、ドリル、フライス、リーマ、歯切工具、ねじ加工工具、ダイスなど多くの種類があり、使用目的に応じて形状は多様にあります。
木材加工に使われる工具で、鋸(のこぎり)、鉋(かんな)、のみ、錐(きり)、金槌(かなづち)、砥石などがあります。
製作技術によって切れ味・耐久性などの品質に差がつくので、高級な木工工具には製作者の銘を入れるのが一般的です。
鍛造や鋳造された機械部品を手で仕上げるときに使用し、ヤスリ、たがね、きさげ、万力などがあります。
これらの工具で作業するときに使われるけがき針、トースカン、直角定規などや、スパナ、レンチ、ペンチ、ねじ回し、ハンマーなども手仕上げ用工具に含まれます。
長さや角度を測定するのに使用されます。ノギス、キャ利パス、マイクロメーター、金属製直尺、直角定規、ブロックゲージ、ハイトゲージ、隙間(すきま)ゲージなどがあります。
鉄道模型を制作する上で、レイアウト部品の組立や仕上げ、
パーツの取り付けや交換にはさまざまな工具が必要となります。
工具というと、どうしても専門的な物に思われますが、
ホームセンターや文房具店で家庭用に販売されているものをうまく使えば、それも十分に威力を発揮します。
たとえば、両面テープは、線路の固定、地面を表現するためのシート、
さらには、車両に積まれるウェイトや、デジタルコマンドコントロールシステムを使用するときのデコーダーの固定にも適しています。
大型のカッターナイフは、紙だけでなくブラ板や薄い材木も切ることが出来ます。
・ゼリー状瞬間接着剤
凹凸面にも使えるゼリー状の瞬間接着剤で、場所によっては液状瞬間接着剤より使いやすい。
・ニッパー
プラスティックだけでなく、銅線や真鍮線などにも使用できます。ハンダ付けにも欠かせません。
・パテ
ちょっとした凹凸から穴埋めまで、失敗したときに心強い。
鉄道模型は自分流にこだわって、部屋などに展示にするのがいいでしょう。見せるというのは鉄道模型の大切なことです。自分自身でも納得が出来るまでこだわることでより魅力が増す事間違いありません。
最近では明かりを活かした展示が主流です。部屋を暗くして夜景を演出、その中で列車がライトを転倒しながらトンネルから出てくるというような動きも見せていくと、見ている人はまず感動してくれるでしょう。部屋を暗くするのも、列車にライトを装着するのもそんなに難しいことではありません。少しのこだわりがあれば出来ることです。
また、列車をスマホで操ったりしてバックさせたりするのも面白いものです。列車の中にはバックできないタイプもありますが、バックできるものもありますから、両者ともバックさせることが出来ると別の楽しみ方が出来ます。後進するとこういう感じになるのかという鉄道模型のファンであれば驚きとともに大きな感動を味わうことができるでしょう。
列車は前に動くという固定概念が多くの人にはあるので、バックをするだけでかなりの驚きを与えることができます。こうした見せ方ができるようになると、より楽しみは大きなものとなります。
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